THE WHO “Rock’s Outer Limits” ザ・フー

サッカー男子、日韓対決は0−2で敗北に終わった。レスリングもサプライズがあるかもしれませんが、これからの金メダルの可能性はボクシング、ミドル級のみか。このまま終わると金5個のうち、3個が女子レスリング、1個が女子柔道とは、かなりアンバランスですね。女子バレーの3位決定戦はせめて頑張ってもらって、ロンドンオリンピック日本チームの有終の美を飾ってもらいたいものです。
そして、オリンピックのファイナル、閉会式が近づいてきました。ザ・フー登場まであと2日となりました。現時点での情報の整理と予測をたててみることにしました。
*現時点で出演が確定したとみられるミュージシャン・リスト
7月22日ブログでのリーク情報後は参考になると思われますが、出演者が2組書いてある箇所もあり、その後新たに判明したミュージシャンもいるため、その辺りを整理してみました。
オリンピック全体のdirectorはDavid Arnoldでその人によれば、閉会式は ''the greatest after-party in the world.''だそうです。
*自ら参加する表明したミュージシャン
The Who
George Michael
Muse(リーク情報リストには載っていない。オリンピックのテーマソングを提供しているので、早い段階から決まっていたはずです。情報の正確性が疑われます)
Ed Sheeran(ピンクフロイドのカバーを行うとのリーク情報。本人とのインタビューで I might be playing with quite a big rock band and I might be playing one of their most famous hits.と発言。ピンクフロイドのカバーだけでなく、ザ・フーと競演する可能性のあると発言。一部のメディアでは本人がフーではなくピンクフロイドと一緒に演奏すると冗談を言ったことを受けて、ピンクフロイドが出演するのではないかとの記事もありますが、さすがにそれはないでしょう。)
*リハーサル会場で目撃されたミュージシャン
リハーサルはイーストロンドンの古いフォードの自動車工場で行われているそうです。
The Spice Girls(リーク情報に載っていない)
surviving members of Queen
Ray Davies
Jessie J
Tinie Tempa
*現在、真偽は定かではないが噂されている情報
Take Thatについてはシンガーの赤ちゃんが亡くなったため、出演が不透明になっている
ステージの場所はグラウンドのセンターになり、ロンドンの有名なランドマークと道路を再現したセットが作られる。
(ステージがセンターだと注目度は高まりそうです。開会式はセンターに聖火が陣取っていて、隅の方にステージがありました。)
ビートルズの曲はTinie Tempah, Jessie J, Emeli Sande and the Kaiser Chiefsの若いミュージシャンが演奏する。
Coldplayの出演については、はっきり書いてあるサイトもあるが、目撃等それ以上の情報はない(パラリンピックに出ることは決定してる)
アデル、ピンクフロイドストーンズについても、今でも噂はあるが、当人たちが否定しているため出演は100%無いと思われる。
そして急浮上してきたのがKate Bush。経緯としては12日発表のリミックスバージョンがアマゾンで一度、登場したものの削除されたことが理由。ビデオ参加も取りざたされている。
Beady Eyeもconfirmedと報道しているサイトも有り。
ザ・フーのプレイリストの大胆予測
演奏曲数は2曲と予想します
1曲目 ピート・タウンゼントがインタビューで答えた「メドレー形式ではないが、よく練られていて、ひとつのテーマに沿った内容になる」曲を演奏します。新曲とも報じられていますが、既存の曲をアレンジしたものと予想します。フーの曲以外もアレンジされている可能性が十分あります。ピート「よく練られていて」との発言からも他人がアレンジしたものではないでしょうか。どのような曲になるのか楽しみです。開会式のポール・マッカトニーthe endの時と同じように、この部分はライブではなく、レコーディングしたものが会場に流れるものと思われます。さすがにこれまで1回も人前で演奏したことのない曲をオリンピックの閉会式では、リスクが大きすぎます。
2曲目は、当然ライブでの演奏になります。曲目は以前に書いたとおり、やはりsee me feel meしか考えられません。Ed SheeranがI might be playing with quite a big rock band and I might be playing one of their most famous hitsとコメントしたことで、フー単独では無く、ジョイントでの演奏になります。他の大勢のミュージシャンが参加することが考えれます。閉会式の最後を締めくくるにふさわしい、スケールの大きな曲、愛の支配、無法の世界、see me feel me そして人気があり、誰もが知っている曲、ババ・オライリー、my generation, pinball wizardの6曲の候補の中から、my generationは開会式で流れました。pinball wizardはリーク情報だと、他のミュージシャンがカバーする予定。無法の世界はどちらかというと、これから戦いの始まる開会式向きの曲。愛の支配は他のミュージシャンとのジョイントは難しいし、スケールの大きな3曲の中では最も知名度が低い。そうなるとスケールが大きくて、欧米のみんなが知っていて、曲の雰囲気が荘厳で閉会式に一応合っている、そして他のミュージシャンとのジョイントが比較的しやすい、see me feel me に自分の中ではどうしても落ち着いてしまいます。ババ・オライリーは開会式のカウントダウンの映像でもリミックスという形式で採用されていましたので、可能性は残ります、1曲目のアレンジの中でフューチャーされるかもしれません。
ザ・フーのコンディションそして、閉会式の本当にクロージングとして登場するかどうか?
リーク情報ではファイナルのfireworksの直前で、クロージングになりますが、この情報は不透明部分も多い、どこまで信用してよいか分かりません。当日の楽しみとしておきましょう。もしクロージングがspice girlsであっても、それはそれで仕方がないと諦めるしかありません。
ザ・フーのコンディションについてですが、ロジャーは4月に来日していて、あれだけの声を出していましたので、心配はありません。ピートはどうなんでしょう。あのスーパーボウルのハーフタイムショーが2010年2月7日、ロイヤル・アルバート・ホールでのQuadropheniaが同じ年の3月3日。2011年には1月13日、チャリティの4曲演奏1回のみです。ピートだけでなく、ザック、ピノ、サイモンも当たり前のようにいつもの演奏してくれる前提でいますが、少しブランクは開きすぎです。オリンピック出演のニュースで未だにスーパーボウルのパーフォーマンスを引き合いに出しているサイトもあります。しかしロジャー、ピートのインタビューでも今回は二人とも非常に乗り気でいるようですので、当人たちが楽しんで演奏してくれれば、それなりものをみせてくれるものと期待しましょう。ツアーが終わるたび、二人の年齢(ロジャー68歳、ピート67歳)を考えると、これが最後ではないかといつも頭をよぎります。4年前の北京オリンピック閉会式にジミー・ペイジが登場した際(皮肉にもジミー・ペイジは開閉会式に全く関わらず)にロンドンで何らかの形でフーが関わってくれることを密かに望んでいましが、まさか閉会式のクロージング(予定)とは。ロックヒストリーにおいてnot taken awayの頂きに君臨している人達のキャリアがまだまだ続いていることに驚くばかりです。