THE WHO 来日までの COUNT DOWN 45日 ザ・フー

「see me feel me が演奏されるときコンサート会場は聖堂と化す」
聴く人によってはそう感じることができるほど、人気のある、重要な曲のひとつでしょう。アルバムでのレコーディングがあまりにもあっさりしているため、この曲を聴く時はそれぞれの好きなライブで聴く人が多いのではないでしょうか。そうなるとLive at Leedsでは挿入的な使われ方なので、やはりウッドストックでの演奏が、定番ではないでしょうか。この映像はウッドストックでもビデオthe kids' are alrightでも見れるので最初に思い出すのが、この映像という人が多いと思います。
個人的には、81年頃のカンボジア難民救済コンサートでの演奏も好きです。あの演奏は、客を単に盛り上げるのではなく、クライマックスまで盛り上がりを意図的にセーブして、最後で爆発させる、つまり観客の興奮をコントロールしながら演奏するという信じられないような演奏をしています。
これがフーだけが持つケミストリーなのでしょう。
このコンサートは始めレコードだけで聞いていましたが、それには歓声等はほとんど入っていなかったので、イギリス人はこれだけの演奏を聞いてもけっこうクールに聞くんだと思っていましたが、映像を見た人はよく覚えていると思いますが、曲の終盤では観客は完全に切れていますね。最後の最後で見せるピートの迫力のあるwindmill奏法は、凄いの一言です。
このような観客をコントロールするような演奏をフーが見せたとき、多分コンサート会場は聖堂と化すのでしょう。
私はsee me feel meはライブでまだ見たことがないので、今回のコンサートで聞けるのを最も楽しみにしています。
明日も同曲コメント続けます。