第1レグ終了 総括

第1レグも最後の2公演が延期になってしまいましたが、一応終了しました。来年の4月15日から北米ツアーが始まり、その前に3月22日、23日に延期されたロンドン公演があります。それまで4ヶ月間は休暇になります。(と思います)ツアーが始まってこれまで全くブログを更新しませんでしたが、ただサボっていたのが一番の理由ですが、その他の理由をこじつけると、ひとつはザ・フー The Who's Japanese Fansのフェイスブックが最新ニュースを常に届けてくれるので、改めてここで書く必要がなかったこと。もう一つはYoutubeです。会場の様子を翌日は動画で確認できます。今回のツアーも何百とアップロードされています。当然プロショットでないため、画質、音質もまちまちで、楽しめるには楽しめるのですが、直前のライブと比べて、演奏の良し悪しの判断が全くできません。前回のQuadrophinia Tourの時もそうだったのですが、発売されたDVDを見て、初めてそのQualityの高さに驚きました。
ザ・フー The Who's Japanese Fansからもお借りして、一応ライブごとに動画を拾い出してみると。
Nov 11 An Evening Of Who Music In Aid Of Teenage Cancer Trust


出演者も多様でコンサートの全貌を早く見てみたいです。チャリティ目的のDVDが発売されるかもしれません。ピート・タウンゼントはなぜか姿を見せませんでした。フーのハウスバンドが出演との触れ込みでしたが、ハウスバンドとロジャーのソロバンドのギタリストのFrank Simesが全編でギターを弾いたと思われます。
Nov 23 ABU DHABI, UAE

25分の映像で私の見た中では第1レグで最も、安心して見ていられる映像です。ツアー初日でこのコンディションとしては、最高ではないでしょうか。
Nov 30 SSE Hyrdo in Glasgow, UK


ここではまさかの選曲、A Quick One While He's Awayが披露される。前回演奏されたのがいつだったか分かりません。おそらく40年は経過しているのではないでしょうか?いつも聞いているのがロックンロール・サーカスの演奏ですので、さすがに年月の経過をこのときは痛感しました。この日から問題のピートのスウェットパンツの着用が始まりました。これはさすがにロックスターとしてはどうでしょうか?楽なのは分かりますが?
Dec 2 First Direct Arena in Leeds, UK

まだツアー3日目ですが気のせいかもしれませんが、ロジャーの喉の調子が良くないような気もします。
Dec 5 Capital FM Arena in Nottingham, UK

Pictures of Lily、この曲も何十年ぶりでしょうか。イングランドでのライブということもあり、アットホームな雰囲気です。
Dec 7 NIA in Birmingham, UK


A Quick OneもGlasgowより、まとまっているようです。このライブは動画投稿が多くて、ライブの全貌を知るには良さそうです。またザ・フー The Who's Japanese Fanでも紹介されている、クリス・チャールズワースが見た公演でもある。ロジャーのギターが聞こえないとか、最後は次のライブのために流していたとか、ザックはキースと同格であるがピノのベースの音が小さい、ピートは今やジェフ・ベックみたいなど、面白かった。面白すぎて、自分のライブ観がさらに混乱してしまいました。クリス・チャールズワースのようにオリジナルメンバーの洗礼を受けている人たちは、現在のフーについては完全には溶け込めていないことも、現実として感じました。
Dec 9 Metro Radio Arena in Newcastle, UK


ロジャー声が出ているような、いないような。映像の質が悪いものが多く、判定不能
ピート、エミネンスフロントでギターの調子が悪く、頭にきたようでフロアーに叩きつける。リバプールでは転んだり、年齢のせいか、少し忍耐力がなくなってきていて、演奏を崩しすぎて、バンドの一体感がまだ、取り戻せないていような印象を受ける映像も見受けます。
Dec 11 Echo Arena in Liverpool, UK

ピートが転んだ映像。あと半年で70歳なので仕方がありませんが、ファンとしてはあまり見たくない映像です。

これは同じ日のWon't Get Fooled Againです。そして

これは同じ会場の2013年6月30日のWon't Get Fooled AgainなどのQuadropheniaのアンコール部分だと思われる映像です。酔っ払ったファンが頻繁に写って楽しめる映像です。たまたま見つけました。ピートもまともな格好で、それだけでなく映像としてこちらの方が断然、格好いいです。この映像を見る限り、今回のツアーはまだ前回の域に達していないと判断せざるを得ません。
Dec 13 Phones 4U Arena in Manchester, UK


今回のツアーのセットリストはレアなものも含まれており、ライブごとの違いもあり、これまでのほぼ固定ではないため複数回ライブにいく楽しみがあります。My Generationは確か前回リバプールで初めて演奏しました。新曲のBe Luckyは結局1回も演奏しませんでした。Slip Kidのピートはコードひとつひとつを確認しながらの演奏で、元気がない感じです。スウェットパンツはさすがに止めたようです。
Dec 15 Motorpoint Arena in Cardiff, UK


ロジャー、前半はなんとか声はでているものの、セットリストも大幅に短縮して後半はほとんど歌っていません。このままドクターストップが入り、ロンドン公演がキャンセルとなってしまいました。2009年に声帯の手術を受けているだけに、回復の度合いが心配されるところです。
個人的には第1レグはバンドとしてのケミストリーを確立できる前に終わってしまったような印象でした。4月からはジョーン・ジェットもオープナーとして加わり、北米公演、さらにパリ、アムステルダムなど一部ヨーロッパ公演があり、6月26日はハイドパークでも久しぶりに公演を行います。不安要因は確かにありますが、最後の大規模なワールドツアーを成功を是非、成功させ、1日も早い来日を期待しましょう!