THE WHO 来日までの COUNT DOWN 55日 ザ・フー

THE WHOについて、語られるときによく耳にするのは「ビートルズストーンズと並び称される」とか「英米ではツェッペリンなみの動員力を誇る」とか「ピートはロック史上、屈指のソングライターの一人」とか「リズム隊は史上最強」とか「史上最強のロックンロールライブバンド」とか「パンクのゴッドファーザー」とか「ロックオペラ創始者で、その分野でももっとも業績をのこした」とかですよね。
その一方フーはビルボードチャートでシングル、アルバム含めて1回目も1位を記録したことのないミュージシャンです。これだけのビッグネームでは他にない記録だと思います。個人的には、82年の解散時又は89年の再結成時までは正真正銘のビッグネームだったと思います。アメリカのマスコミの扱われ方はその当時は完全なVIP待遇でした。しかしそれ以降音楽雑誌等(特に日本では)でもほとんど取り上げられなくなり、97年QUAD TOURの時はそれが行われていること自体を当初は知らないほどでした。2000年のTOURはすばらしいものでしたが、マスコミは賛否両論でしたね。特にTOUR始めた頃は、金儲けためだけのものとか辛辣でしたが、後半からはかなり好意的な批評が増えて気たと思います。2002年のTOURでは、Johnの急死もあり、これで本当に終わりだと思いましたが、まだ続けてくれて、遂に日本まで来てくれることはいまだに信じられないくらいです。
ザ・フーの歴史は「60年代から70年代にかけてロック史に残る活動をし、82年に解散、二度とやらないと宣言しながらそれ以降何度もreunion tourを繰り返し金儲けをしたミュージシャン達」とういう評価が一部なされているのはファンとして残念です。これを覆すくらいの活動をしてもらいたいですが、それは今後の彼ら自身の活動にかかっているわけですが、できるかどうかは正直言って分かりません。
その一方現在でもアメリカではとんでもない高額チケットをSOLD OUTしまっくています。先日のMSGのコンサートなんか最高250ドルでした。(日本円で約27000円)バンドはコケにされることがあっても、アルバムの評価は全く下がることなく、不動の高位置をしめています。
他の有名バンドとの比較をするとどういう位置づけのバンドなのかってことになると一言でいうのは難しいですね。確かなのはザフーはただ腕白で派手な演奏するだけのバンドではないということなんです。
「ピートタウンゼントだけが、ロックンロールとは何かを知っている」誰かが言っていました。その言葉の中に正解があるかもしれません。
明日も同じアイテムでコメント続けます。