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オフィシャルサイトmoderatorのkallanさんのブログによると、日本公演に来たアメリカ人ファンのPeterさん(Giants-fan:アメフトユニフォームで目立っていた人です。)は、ロンドン公演(日本だけでなく、更にロンドンまで行くのも凄いことですが)を取りやめ、日本のサミットで預かっていたキルトも返送中たそうです。Peterは日本の両サミットに出席して、私もほんの少しだけ話もしました。オフィシャルのForumにも頻繁すぎるほど投稿していたのが、コメントは今では削除されています。会員専用Generalのwhy are the who という最近のフーの人気に対する疑問を呈示するトピックへマネジメントを批判する投稿を行ったことが原因になっているそうです。
このトピックを私も見てみましたが11月30日に初めて立てられたにも係わらず、PDF化すると170頁近くにもなり、短期に大量の投稿がよせられています。全文理解できないものの、語気もかなり強いものあり、荒れた内容になっています。kallanさんによると他のサイト(?)との複雑な事情も背景にあるとか、この辺になると全く私も分かりません。Peterもそれに巻き込まれたのか、自ら足を踏み入れたのか、コメントも削除されていますので、分かりません、後からトピックに参加していますので、当事者ではありません。基本的に混乱させることを目的ではなく、元々みんな熱心なファンだけに、どうしても譲れない部分が焦点になり、一度荒れだすと収束するのが大変なようです。あの状態になると英語が母国語でないと、オブザーバーに徹するしかありません。
投稿も量が多いため目を通すだけでも大変で、簡単に目を通しましたが、元々は「常にナンバー2以下なのは何故か」→「ライブバンドとして凄い」→「それなのに何故スタジアムでライブがないのか?」という疑問から展開したピックです。その原因がマネージメントにあるという発言(元々は別人の発言)から、泥沼状態になってしまいました。
スタジアムライブの疑問は私も時々取り上げていることですが、考えすぎてもどうしても解決できないので、最近では放っている問題です。99年から本格的な再始動をしたフーは現在2008年までジョンの死を乗り越えて、精力的といえる活動を継続しています。マスコミからは再始動に当初、批判的でしたが、最近ではそういった声はほとんど聞かず、ライブも日本であれほどの名演を残したほど、素晴らしい実績を残しています。ただそれでもライブ会場はアリーナクラス(MSG公演も今では2回がやっとです。)が限度であり、特に最近ではソールドアウトほとんど無い状態です。観客動員力はこの9年間ほとんど、回復していないのが実態です。(60代中盤の年齢で、メンバーが半分しか残っていないバンドが、高額チケでアリーナをほぼ満員にできることは、評価すべきとの声もあります。)簡潔に書くと「何故、フェス参加でなく、単独でスタジアム公演ができないのか?」という疑問です。ストーンズU2、マドンナ、ポリス、ポール・マッカートニー、ピンク・フロイド、ビリー・ジョエル、クイーンにはできるのに、フーにはできない。私としては89年から98年の間にフーを取り巻く環境が変わってしまった(多くのカジュアルファンが去ってしまった。)という結論を自分なりに、出しています。(89年にピートがアコギを弾いたからというコメントには笑いました。)フーにまたスタジアム・ツアー(アリーナ公演がはるかファンにとっては贅沢です。)をしてもらいたいとは思いませんが、名実共にビッグ・ネームと言われるバンドは単独スタジアムライブが可能なバンドであることを指すとすれば、フーはその一員ではもはや無いということになります。ファンには、どのミュージシャンにも特にライブにおいては、引けをとらないという自負が、実際にライブを体験してあるだけに、一度その座に現実にいた大好きなバンドが、滑り落ちている事実を容認できないのは分かります。しかし活動を再開、9年近く活動を継続し、ひとつのハードルとなっていた新譜の発表も実現した今、状況は何も変わっていません。少なくともマネジメントは最大の原因ではありません。オフィシャルのForumではストーンズとの対比がよくコメントされいました。その中で記されているのが、「フーは活動休止期間が長かったから。」「新譜もなかったから。」とのコメントはポリスの再結成の成功ですべて、理由としては否定されてしまいましたので、現状認識がますます難しくなってしまいました。
他にスタジアムライブをするバンドがいないのなら、気になりませんが、1999年に活動を再開した時期は仕方がなくても、精力的に活動を継続しており、現在のフーは単に再結成を繰り返しているバンドではなくて、再生し復活したフーであるはずなのに、何故その一群に復帰できないのか、ファンは悔しい思いをしていることでは一致しているようです。