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来日公演の興奮も冷めやらない中、早くも12月14日ロンドンでの3連続ライブの1日目がありました。I Can't Explain, The Seeker, Anyway Anyhow Anywhere, Fragments, Who Are You, Behind Blue Eyes, Tattoo, Sister Disco, Baba O'Riley, Eminence Front, 5.15, Love Reign O'er Me, Won't Get Fooled Again, My Generation, (Cry If You Want:カウント外), Naked Eye, Pinball Wizard, Amazing Journey, Sparks, See Me Feel Me, Tea And Theatre の20曲演奏でした。北米ツアーのデトロイトで1回のみ演奏し、封印したと思われたTattooが入っています。ロジャーも一部の曲で喉の調子が完璧ではなかったようですが、ライブの出来は総じて良かったようです。ロンドンでのライブなのに客のノリが悪かったとのレポートもあります。面白いのは貼り付けたセットリストでババの後はリレイ又はTattoo?と書いてあります。My Generationの後、ネイキッドアイ?とあり、これはアドリブの流れ次第で演奏するかもしれないという意味だと思います。


いつものように来日公演中の最高(最悪)の瞬間の思いついたことを書いていきます。番号を付けますが、ランキングではなく、思いついた順番と捉えてください。
21 さいたま公演のMy Generation
さいたまのMy GenerationはさいたまSA 曲+ジャム+Old Red Wineという組み合わせで、日本公演では唯一のパターンでした。いわゆる2004年パターンです。私が知る限りでは2006年以降、このパターンはありません。(少なくともセットリスト上は無いと思います。)ジャムパートの後、この曲の一部が演奏された時にまさかと耳を疑いましたが、そのまさかが現実になりました。今回の日本公演ではMGはいくつもの演奏パターンがあり、楽しめたわけですが、Old Red Wineの演奏は、アドリブの展開がうまくいったからという理由ではないかもしれませんが、MGの演奏の多様さという視点では面白い演奏をした日になります。さいたまの音源は確認していないので、断言はできませんが、当日のピートはオーソドックスな演奏に徹したという、私自身の印象でしたので、そのような日はこういう昔のパターンを引っ張り出すこともあるのでしょう。さいたまがオーソドックスな演奏に徹した日だったかどうか、機会があれば音源を確認するつもりですが、全く悪くない演奏だが、アドリブプレイについてはチャレンジをしない日が確かにあります。
22 さいたま公演の5:15
さいたま公演の最大のアクシデント、5:15演奏中にピートが客を指差して、何か叫んだ事件。Youtubeでその一部を見ることができます。You threw the beer. You Are In the train.etc等叫んだとされています。12列目から見た印象ではとにかく客に怒って、退場しろといわんばかりの勢いでした。しかしこの動画で見ると、笑っているようにも見えます。記憶が確かではありませんが、曲の最中だけ叫んでいたのか、始まる前にも言っていたのか。動画にある部分以外にもまだあったと思いますが。この動画の印象ではピートが客に切れたというよりは、5:15という曲にかこつけた、客を巻き込んでのピートのアドリブプレイにも見えますね。
http://jp.youtube.com/watch?v=O8gvqv0nrSQ
23 ファンの反応
2004年初来日時はとにかく、I Can't Explainで涙目になり、Babaと愛の支配で我慢できなくなり、トミーメドレーで遂に泣き崩れたファンが多かったようです。今回も泣いたファンも多数いましたが、それよりも多かったのが、ピートが自分を指差したとか、ロジャーが見たとか、何か言ったら反応したとかのコメントの類です。これも実際にかなりファンを注視しながら、プレイをしているからなのだと思います。ギタリストの一挙一動を異常なほど注視しながら演奏するバンドの形態とファンとのコミュニケーションのとりかた、独特のものを感じます。
24 ピート&ロジャーのファッション
ロジャーは白シャツにベストの組み合わせ、それを時間が経つにつれ、脱いで、ボタンをひとつひとつ外してくパターン。すべて同じ服装だったと思います。ネットでは特に評判はなく、どこにでもいそうな格好の評価が多かったです。しかし私としては2006ー2007年のブルーのTシャツ1枚に極端の時は短パンで合わしていた頃と比べるとかなりまともな格好で、正直ほっとしました。ピートは大阪、横浜ではジャケットを着ていましたが、思ったよりも暑かったのか、あとの3公演は肩にデザインのある黒いシャツに帽子とサングラスでした。似合っていたかどうかは、私には分かりません。以前のトルコからの暗殺者みたいな帽子ではなくて、普通のタイプでした、わけあって、帽子をどうしてもかぶりたいようです!特に後半の3公演はサングラスをかけていた時間が長すぎでした。
25 フー関連の雑誌等の記事
新聞数誌と一般雑誌(週間新潮)と音楽雑誌(ロックジェット、大人のロック、Beetleg)の記事を読みました。ロッキン・オン等の他の雑誌ではまだ掲載がないようです。Beetleg誌では紙面もかなり割いてレポートを載せていましたが、その他は1〜2頁程度です。他の雑誌では1月号に載るかどうかです。来日前の記事の扱いはそれなりにありましたが、ライブレポートのようなものは、前回2004年もそうでしたが、あまり期待しない方が良さそうです。実際、ネット上でこれだけの量と質のある、レビューが無料で読めるわけなので、以前のように音楽誌の評価が貴重ではなくなりつつあり、今のところは実際にネット上の方が十分読んでいて、面白くて、楽しいですね。