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昨日さいたまSAでの5:15でのピートの言動ですが、オフィシャルHPに住みついているアメリカ人に聞いてみも、覚えていないとの返事。2ch(ロイター)情報ではwe are the modsと叫んでいる集団に指差していたとのこと。You threw the bearもYou threw the beer(2chロイター情報)が正しいらしい。You are on the trainもあったので5:15で歌詞の内容に引っ掛けて、何か言ったのかもしれません。ただ言動から見ると「そこのお前、直ちにここから出て行け!」といった雰囲気でした。まぁネイティブでも分かりにく箇所なので並みの英語力の日本人が分からないのは無理ないですね。2chロイター情報では、やはり次の曲を紹介するためMCの範囲内のもののようです。それにしても殴りかかりそうなMCですよ、あれは。ロジャーも突き飛ばすし、何かフラストレーションがあったのでしょうか。
一応、疑問は無理やりですが、解決しましたので、今日の武道館に気持ちを切り替えたいと思います。いよいよThe Who Live at Budkanです!!長年のファンにとっては夢のような出来事です。そして2日目のThe Who Live at Budokanに行けないのは長年のファンには悪夢のような出来事です。未練がましく明日のチケットをオークションで探したり、ホテルを検索したり、無駄なことはやっていますが。大人気ない表現で恥を忍んで書きますが「俺様がいない武道館でのザ・フー最終公演は有り得ない」ですよ、本当に!もう少しで武道館へ今日は早目に会場に出かけます。記念の写真も撮りたいので。
ホテルに乗換駅を間違えたりして11時ホテルに帰り着きました。まずセットリストのみアップします。
13曲目までは過去2回と全く同じでしたが、My Generationが本編ラスト曲に復帰したか思ったら、なんとその後にネイキッド・アイが日本で初めて演奏されました。メドレーして一部の演奏でなく、曲全部が演奏されましたので1曲としてカウントし、日本公演初めての20曲演奏になりました。今日の武道館公演は誰もが期待して臨んだ公演だったはずです、その期待を上回ったかどうか、シャワーの後、書きます。
5時過ぎに会場に到着し、フーの看板と武道館を記念撮影。この日がついに来たんだと改めて実感。開場まで今回来日公演で一躍人気者となったドラえもんと歓談。(ご本人はクォドラちゃんと呼んでもらいたらしい(゚ー゚;A)確か今日のチケットを持っていなかったはずなのに、チケットを持って何故か会場前にいた。四次元ポケットから出したと本人はいっていたが、チケットくださいとボードを持っている外人と一緒に駅前に立っていたとの情報もあり、詳細分からず。(真相は別らしいです。)歓談中も記念撮影のリクエストが次から次と来るため、先に会場入りすることにした。今回の席はロジャー側のB2列目、前から15列目くらいでしょうか。今までも同じような列でしたが、一番ステージからの距離は近く感じました。あと会場がこれまでのものと比べるとかなり小さいですね。大分以前来たときはそう感じませんでしたが、これまでの会場が大きすぎたせいでしょうか。もちろん満席で、開演前から会場は今まで無かったノリでした。バンドもメンバーが登場したのはいつもどおり7時10分ごろでした。
1曲目 I Can't Explainツアー14回目(超定番)
ピートは今日はハローネタは行わず。ファッションは昨日とまた同じ、帽子も服もサングラスも。2chでも書いていた人がいましたが、武道館は大きな会場に変わりは無いが、前の3会場と比べると大きなライブハウスといった雰囲気で、本当にこのような小さな会場(実際は小さくは無いが)でフーを聞けるなんて夢では無いかという気持ちが終始続く。この曲のピートのソロはこれまでの純粋アドリブでもさいたまのような「どこかで聞いたことのある」フレーズでも中間的なもので、素晴らしい仕上がりで1曲目から会場の盛り上がりはピークに達したようでした。ピートがきのうしなかったがジャンプを1曲目からしました、但しその後のジャンプは私の記憶では1回だけでした。ウィンドミルは大サービスで曲によっては10回以上回していたと思います。
2曲目(Aパート)The Seekerツアー14回目
これも強烈なバージョン。とにかく音がデカイ。この音がまたライブハウス風と感じた、一因でもありました。
3曲目(Aパート)Anyway Anyhow Anywhereツアー5回目
3曲目がこの曲だったので、また過去2回と同じセットリストでないかと不安がよぎる。ピートのギターを少し下に持ち、バリバリとかきむしる奏法が披露される。ここでまた別の不安が起きる。音の大きさです。さいたまは音が当初小さかったと書きましたが、今回はでかすぎました。私には。これも座った場所で大分違いがあるようでしたが、アリーナの前方の客はかなり、鼓膜に響いたのでは。耳をもろにアンプ側に向けないように気をつけながら聞いていました。ただ演奏は全く問題ありませんでした。この曲のあとMCがありますが、ピートがこの場にいれてうれいしいと特にひねりのないものでした。MCに関しては喋らなかったわけではないですが、面白みはなかったですね。
4曲目 Fragments(準定番)ツアー14回目
さすがに武道館ではババオライリーと間違えての声援はなかったが、この日唯一観客が静かにしていた曲でした。演奏自体も印象薄かったような、悪くは無かったと思いますが。
5曲目 Who Are You(超定番)ツアー14回目
例のボリュームで力まかせの演奏。この音量で後半に突入したら、いったいどうなるのか不安がよぎる。最初の10秒で、普通のバンドが本編ラスト10秒前の演奏をしているわけですから。今回初めて耳栓を持ってこなかったことを悔いました。
6曲目 Behind Blue Eyes(超定番)ツアー14回目
静パートから動パートへ移るときの迫力といったら、例えようがありません。涙腺もかなり刺激をされましたが、もちろん耐えました。実はこの曲から変化が起き始めていました。
7曲目(Bパート)Relayツアー11回目
インターネットがどうことか、人から人へ、うんぬんで大阪と同じMCでスタート。今回来日公演でのリレイ、どれも素晴らしい演奏でしたが、今回もショーのハイライトのひとつでした。2006年ヨーロッパツアーのインターネット配信でなんて格好いい演奏かと感動して見ていましたが、その再現でした。7曲目からの変化というのは、あれだけ耳に刺激を感じたサウンドがそうでなくなったことです。音が小さくなったいうよりは、音が一丸となったことにより、聞きやすくなったと感じました。
8曲目(Bパート)Sister Disco ツアー14回目
ピートの間奏ソロが、どの曲でも安心して聴けるこの夜。そして一丸となったサウンドも引き続いて確信的なものとなりました。つまり「フーマジックのひとつが起きたまたはフーのケミストリーが発生」していたのです。この状態になっていると感じた時、この後の演奏がどれも素晴らしいものになること保障されたと同然でした。ロジャーのマイク技がいつもより大きい。ボーカルパートが始まる直前まで回していて、間に合うのかひやひやするが、心配無用でした。
9曲目 Baba O'reily(超定番)ツアー14回目
この日の会場の盛り上げり、演奏の質。涙腺攻撃も相当なレベルでした。それにしてもロジャー&ピートも日本は会場によって、なんでこれほど客の反応が違うのか、頭をひねっているのではないでしょうか、今頃。
10曲目(ピートソロ準定番)Eminence Front14回目
さすがの武道館でもこの曲が始まったときの反応は、やはり薄かった。それでもピートの演奏とボーカルはこれがギタリストボーカルタイムの感覚で聞いた、今回だけ話の種に来た人は、あまりにもレベルの高さに驚いたことでしょう。
11曲目(Cパート)5:15 ツアー14回目
ピートも昨日のような、話題になるようなMCは今回はありませんでした。この日のライブではピートとロジャーの貢献度がほぼ五分五分だと感じました。いやもしかするとロジャーが6分かもしれません。いつもよりも姿が大きく見えました、声ももちろん、これまでどおり通っていたし、アクションもかっこよすぎました。79年あたりからワープしてきたかのように本当に見えました。後半からシャツをはだけて歌っていましたが、特にロジャー命でない私が見てもあの胸の筋肉や割れた腹筋についつい見とれてしまいました。御年64歳です、信じられないことに。
12曲目 Love Reign Over Me(仮準定番曲)ツアー14回目
こういうボーカルも含めた演奏レベルの高い日にロジャータイムのこの曲は、当然、最高のパーフォーマンスと思いきや、調子のいい時の落とし穴か、いきなり曲の入りのタイミングをロジャー間違えてしまい、バンドも動揺した感が伝わる、すぐにリズムについていけずしばらく、演奏とボーカルとずれたまま、曲が進行していました。中断してやりなおなすのかどうか緊張して見ていましたが、しばらくして立ち直りました。その後は安心して見ていられました。6月のVh1の時、この曲をパール・ジャムが演奏し、名演と評価されましたが、仮にパール・ジャムでもフーの演奏そしてロジャーの渾身のボーカルを超えることができるなんて、絶対にありえないと確信を持って言えます。
13曲目 Won't Get Fooled Again(超定番)ツアー14回目
どこかすごかったか、いちいち書いてられないほど、納得の演奏でした。シャウト前のザックのドラムがいつもに増して強烈な印象。曲の出来からして、ラストをもう一度繰り返してもおかしくないほどでしたが、本編ラスト曲でなかったためか、そのまま終了しました。
14曲目 My Generation(超定番)ツアー14回目
ワイルドです。客席も狂乱状態。アドリブ部分も緊張状態を保っていました。そしてその後、引き続いて演奏さえたのがーー
15曲目 The Naked Eye ツアー3回目
この曲でした。ネイキッドアイ。フーのライブに初めて行って11年目にやっと、この曲を聴くことができました。ライブで人気の曲だけに、毎回演奏してもらいたいほど、やはりライブ映えする曲でした。ケニー時代の演奏と極端なアレンジの違いはありませんでしたが、演奏にキース時代も含めて、演奏パターンの蓄積の多さを感じましたが、どうでしょう?
<アンコール>
(Dパート)演奏無し
ネイキッドアイがあったので、今晩はDパートでもう1曲と期待しましたが、それはありませんでした。
16〜19曲目 トミー・メドレー(準定番)ツアー14回目
(Pinball Wizard,Amazing Journey,Sparks,See Me Feel Me)
とにかくAmazing JourneyからSparksの2曲の演奏レベルが半端じゃありませんでした。このレベルの演奏をどう表現すればいいのでしょうか、「神がかり」と書きたいとこですが、手放し賞賛レビューと勘違いされるのでやめときます。See Me Feel Meで会場の盛り上がりはピークを迎えました。演奏も力強く、深く、会場は聖堂と化したように見えましたが、さすがにこれはおおげさか。この曲で「会場が聖堂に化す」体験をすることが私の夢のひとつでしたので、そんな気分に一瞬でもさせてくれたこの日のライブは強く印象に残るものになりました。エンディングは昨日のさいたまSAと同じでピートが腕を振り子時計のようにブラブラさせて引きながら終えるというものでした。あまりあのような弾き方がみたことがありませんでしたが、ピートには珍しく格好悪い弾き方に私には見えますが。
20曲目 Tea & Theatre(準定番)ツアー14回目
もしかすると今回ライブ最後の曲をしみじみ味わいながら聞きました。最後で二人は抱き合いはしませんでしたが、肩を組んで大歓声の聴衆に応えました。最高の瞬間でした。昨日はロジャーと突き飛ばしておいて、今日は肩組みです。2chでは昨日突き飛ばしたのはロジャーが水をかぶったのが原因と書いてありましたが、それは正解だったようです。本編ラストのネイキッドアイでザックの目の前で水を含み、上を向いて水を噴水のように口から出し、頭からかぶっていました。あれにはキャリアが長いだけに、色々な隠し芸を持っているものだと感心していました。その直後演奏も終了し、ピートが抱き合うのを拒否したのです。一応体はよせてはいましが、そのときロジャーの体に手が触れたようで、直後しきりに手を払っていました。(笑)もちろんファンですが、とにかく神経質な奴(訂正→お方)です。
1日目の武道館公演、期待にたがわず大成功でした。バンドもすべてを出し尽くしていました。恐るべきバンドです、まさにモンスターです。ファン冥利につきる1日でした。