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ザ・フー来日ライブ2008直前・ここに注目!!」の前に過去10公演を元に作成した2008来日ライブ用ベーシック・セットリストを発表します。20曲演奏パターンで作成しました。フレキシブルパートにあたるThe Seeker, Sister Disco, Getting in Tuneが全公演の10回、Real Good Looking Boyが初回だけを除く9公演で演奏されたため、固定リスト同様に表示しました。3曲目だけが変動の可能性があります。11曲目のピートソロも「又は」表示をしてありますが、期待をこめて書いてあります。14曲と15曲目はラスト3公演で曲順が入れ替わりましたので、その流れのままにしました。アンコール最初にあたるDパートは演奏無しの予想になっていますが、もしあれば21曲演奏になります。予想される演奏曲は通常ならThe Naked Eye又はThe Kids Are Alrightになりますが、ラスト3公演でMy Generationが本編ラストの曲になったことにより、アドリブパートが多様化し、The Naked Eyeがアドリブパート候補曲となったとみなし、The Kids Are Alrightのみ残しました。

1曲目 I Can't Explainツアー10回目(超定番)
2曲目(Aパート)The Seekerツアー10回目
3曲目(Aパート)Relayツアー7回目又はAnyway Anywhere Anyhowツアー2回目
4曲目 Fragments(準定番)ツアー10回目
5曲目 Who Are You(超定番)ツアー10回目
6曲目 Behind Blue Eyes(超定番)ツアー10回目
7曲目(Bパート)Real Good Looking Boy ツアー9回目
8曲目(Bパート)Sister Disco ツアー10回目
9曲目 Baba O'reily(超定番)ツアー10回目
10曲目 (Cパート)Getting in Tune ツアー10回目
11曲目(ピートソロ準定番)Eminence Front ツアー10回目又はQuadropheniaからのソロ
12曲目(Cパート)5:15 ツアー10回目
13曲目 Love Reign Over Me(仮準定番曲)ツアー10回目
14曲目 Won't Get Fooled Again(超定番)ツアー10回目
15曲目 My Generation(超定番)ツアー10回目
<アンコール>
(Dパート)演奏無し又はThe Kids Are Alright ツアー1回目
16〜19曲目 トミー・メドレー(準定番)ツアー10回目
(Pinball Wizard,Amazing Journey,Sparks,See Me Feel Me)
20曲目 Tea & Theatre(準定番)ツアー10回目
次にザ・フー来日ライブ2008直前・ここに注目!!」を発表します。
注目その1 日本公演初日、大阪城ホールでの演奏曲数
ミニツアーでの演奏曲数、通常は20曲演奏になります。もし22曲演奏した場合、他の曲を試し、日本用のセットリストが組まれる可能性がありますが、もし20曲の場合、北米からの流れを引き継ぐことになり、後の4公演も来日用ベーシック・セットリスト通りになる可能性が極めて高くなります。
注目その2 本編ラスト曲はMy Generationに定着するかどうか。
ラスト3公演で長年定着していた本編ラスト曲Won't Get Fooled Againに代わり、突如として抜擢されたMy Generation。一度のみの試行かと思われましたが、3回連続、最後に演奏されました。日本公演でも同じようになるかどうか。My Generationがラスト曲になった場合、アドリブパートの展開が拡がるので、個人的には面白みも新しい曲順の新鮮味も感じます。
注目その3 今回のサウンドの特徴は?
Youtubeで見る限り、ザ・フーらしい荒削りではあるが質の高いサウンドを聞くことが出来ます。これまでのツアー以上にザックがキースのように伸び伸びと好き放題叩いており、それにピートが呼応しながら、各曲のアドリブパートで全メンバーが毎回、火花を散らしているようです。北米での評判も高いし、まだ気は早いかもしれませんが、今回のライブサウンドについては、かなり期待が持てます。会場も室内で1万人前後収容ですので、PAでの問題や困難性も全くありません。大声大会でも早弾き大会でも、フーのライブはありません、荒削りで質の高い、ダイナミックなサウンドを出せるかどうか、13日にすべてがわかります。
注目その4 ニューアルバムからの選曲は?
前回2006−2007ツアーはニューアルバムのプロモーションを兼ねていましたので、多い時はミニオペラ+新曲4曲が演奏されていました。このミニツアーでは減少が当然予想されましたが、FragmentsとTea & Theatreの2曲へと大幅、削減され、その代わりにQuadropheniaからの曲が入り、Greatest Hits Tourの様相が強くなっています。ミニツアーで今まで演奏された曲はこの2曲以外はMike Post Themeの1曲1回演奏のみという予想よりも少ない結果になりました。ミニオペラの演奏も一度もありませんでしたので、日本公演での演奏の可能性もほぼ、無くなりました。
注目その5 ピート&ロジャーのコンディション
ピートはツアー当初、ボーカルに少し難があったものの、すぐに回復。テクニック面では典型的な晩成型なので、ギタープレイには死角はなさそうです。ロジャーについては6月に不調だったVh1の時とは、全く違うというほどの印象ではなく、一部の曲では苦労しながら歌っています。Youtubeだけでは判断が非常に難しいですが、苦労しているのは一部の曲だけであって、「愛の支配」をセットリストから外していないことからも、一定のコンディションはキープしているものと推測します。
注目その6 ピートのソロ曲について
北米ツアーはエミネンス・フロントを全公演で演奏しましたので、それ以外の曲の可能性は極めて低いのが現状です。エミネンスフロントはインターネットの記事を見る限り、大評判のようです。それでも、やはり今回はQuadoropheniaからのナンバーも演奏してもらいたい。ピートはアコースティック・ギターの名手であり、是非あの高速で迫力のあるカッティングを日本のファンにも体感してもらいたいものです。共感される方はオフィシャルのフォーラムへ投稿ください。他にリクエストがあれば投稿しておけば、オフィシャルサイトですので、メンバーが目を通してくれることも十分期待できます。
注目その7ステージ上の立ち位置について
4人編成の時代は左がベース、中心がボーカル、右がギター、奥にドラムの位置でしたが、ジョン死去でベースがサポートミュージシャンのピノのとなってしまったためか、いつごろからかベースの立ち位置は左ではあるもののドラムと変わらないくらい奥が立ち位置になっています。そのベースの立ち位置と凹凸は少しあるものの、ほぼ一線にセカンドギタリスト、ドラム、キーボートプレイヤーがいます。そして前の広くあいたスペースの左にロジャー、右にピートが並んでいるような変則的なものになっています。当然、ジョンのいた場所にピノがいるものと思い込んでいくと、多少違和感をおぼえますので、事前に把握しておくことが必要です。
注目その8 日本公演のライブ映像とツアーCD・DVDについて
ミニツアーでは会場にライブ映像が流れない箇所があり、果たして日本でどうなるか不安もあります。室内会場とはいえ、1万人クラスですので、是非とも映像は欲しいところです。ツアーCD・DVDについても同様です。
注目その9 インターネット上でのレビューについて
今回の来日について何度か近所の本屋をのぞいてみたが、全く触れていないわけではありませんが、特集といったほどの扱いは無いようです。日本でのこれまでの評価を考えれば仕方の無いことかもしれません。80年代前半はロンドンまで独自取材まであったのと比べると今回は大手音楽誌でも数頁割いて、2年前のインタビューと無料試写会の感想を書いてあるのみお寒い記事でした。そういえばこの雑誌、4年前の来日時でも何年も前のインタビューを載せていました。その代わりインターネットでライブ終了直後だけでなく、ライブ中でも次から次とセットリストの情報が入ってくる時代です。数日たてばYoutubeで場合によってはコンサートの3分の1程度見れたりすることもあります。私の独り言ブログも大勢の方に読んでいただいて、恐縮しています。期間中はwho’s generationのBBSと来日特設用BBS、2ch、mixi そして多数のブロガーのコメントに目を通し、楽しみましょう。
注目その10 オープニング・アクトについて
北米ミニツアーでのオープニング・アクトはInward Eyeというカナダのバンドで、パンクやradioheadを髣髴させるような演奏だったそうで、概ね好評でした。そのようなバンドだったら日本でも見たい気持ちですが、一緒にやってくるかどうか調べてみましたが今のところ分かりません。日本ツアーまでサポートするとはどこにも書いてないようです。そうするとサポートなしか日本のバンドが登場することも、まさか2004年大阪で好評だったウルフルズがサプライズで登場は、さすがに考えすぎでしょうか?