THE WHO “Rock’s Outer Limits” ザ・フー

フジロックフェスティバルのヘッドライナー発表があり、残念ながらその中にフーの名前はありませんでした。4月26日のピートのダイアリーでも9月のレコーディングと10月からのツアーはキャンセルとなったことが伝えられていましたので、ある程度覚悟はしていましたが、それでも7月のフェス参加はありうるのではと期待を残していました。それにしても4月26日のダイアリーは一旦スタッフにスケジュールをメールしていながら、それを取り消すというネガティブな内容のものでした。ピートが時々陥るモードなので、深刻には考えていませんが。
そもそも9月レコーディング、10月ツアーは、エンドレスワイアーがレコーディングから発表まで8ヶ月以上、要したことを考えると、元々あり得ないスケジュールでした。ピートは作曲を始めても、スタジオ入りするか分からない人なので、曲もないうちから、こんなことが果たしてできるのか疑問はありました。レコーディング後、日本とオーストラリアを回るという日程が真相だったわけで、夏フェスへの参加の話は欧米でのことだったか、全くの私の勘違いだったわけです。その夏フェスについても7月12日のVH1 Rock Honors以外に発表されていませんので、ピートのフーとしての活動の意欲が衰退している時期のため、お流れになったと思われます。去年の8月まで1年以上にわたり、ツアーと続けて、ニューアルバムも発表したわけですから、本人が望むのならしばらく休養しても全然構わないし、来年トミー40周年で、また活動再開すればよいわけです。ただ、来年だとどうしてもツアーの日程はどうしても英米中心になってしまうので、余裕のある今年はフジロックへの参加が可能な年だっただけに、実現されなかったのは残念でした。そして2007年までのツアーを再現できる、つまりまだまだ質を期待できる年だったということも。
今後のフーの活動の注目としてはVH1 Rock Honorsと前後して、別に活動が行われるかどうかということになります。ダイアリーではそのような話し合いがなされたことは全く書いてありませんが、VH1へバンドとして参加するのであれば、ありうるし、参加バンドをバックとして、演奏するのであれば単発で終わることになりそうです。
ところで、最近はフーをCDで聞くことはほとんどありませんが、その代わりYoutubeで見たり、以前LLRでダウンロードしたファイルをパソコンで見たりしています。Youtubeに投稿されているコメントを読むと、ヒット曲も少ない、アルバムセールスも他の有名なバンドと比べると見劣りするこのバンドが今でもファンから支持を受け、どれだけ尊敬されているか、よく分かるコメントを多く目にします。贔屓目はなるだけ排除しているつもりですが、The Kids are alright からのババ・オライリーはコメント4168件、WGFAは1008件(別投稿もあるため実際はまだ多い)です。ファンとして照れてしまうほど絶賛されています。アメリカでは”The Big Four”と呼び方があって、それはビートルズストーンズツェッペリン、フーだそうです。(どれだけ浸透している呼び方かは分かりません)
最近のYoutubeのお気に入りはアマチュアの姉妹のカバーのpinball Wizard です。http://www.youtube.com/watch?v=rF8bPRWkemQ この姉妹は他にもビートルズマクフライのカバーもしています。可愛いのに演奏中、にこりともしないのが少々不気味ですが、演奏は素晴らしいの一言です。LLRYoutubeで○○○○○○したファイルですが、最近はVLC media playerで再生しています。ファイルの種類が違っていてもほとんど対応しているのと、ミュージシャンごとにフォルダに入れたものを、ドラッグして、設定をランダム再生にすると次から次へと再生してくれるので、重宝しています。他のメディアプレイヤーでも同様のことが可能だと思いますが、対応ファイルで困っている方は是非お試しください。