THE WHO “Rock’s Outer Limits” ザ・フー

北米ツアーが始まりPhiladelphiaとWantagh公演は既に終わりました。そろそろOttawa公演が始まろうとしている時間になります。(日本時間午前9時)1月半ほど前に終了したばかりのヨーロッパ公演とは違うことがありすぎて、少し戸惑っています。
それはまず、THEWHOLIVE.TVの代わりにSqueezeBoxというサイトが立ち上がり、その中でツアーインフォメーションや過去のアーカイブを提供しています。LIVE.TVと比べると情報量が格段に違い、今回はセットリストも早めに載せていることは評価できます。Philadelphiaのライブも新曲他3本見ることができます。木曜日に出演したDavid Lettermanという番組での新曲、Man In a Purple Dressはフル配信されています。(ロジャーはピートの曲をどう歌えば効果があるか、よく分かっているようです。WHO2はサイモン&ガーファンクルようにも映りましたが、デュオでの演奏は今後年老いていく二人が最後にたどり着く終着点ではないかと、2004年MSGでのNaked Eyeを見て感じたことと同じ感想をもちました。また番組内で初めて新譜のジャケットを見ることもできたのは収穫でした。ロジャーせっかくテレビ出演なのだから、もう少し服装、決めて欲しかったです。)他のライブ配信はおよそ1分半弱しかなく、途中で途切れてしまいますので、もちろん無いよりはましですが、とてもコメントを言えるようなものではありません。やはりヨーロッパ公演のたった3曲でもライブの配信の興奮とは比べようがありません。アメリカだとライブの開始時間が午前9時頃になり生で見れる時間帯ではありませんが、土日なら十分可能なわけだし。何かこれまでインターネットやテレビで最新のニュースを見ていたのが、新聞だけになってしまったような感じです。
TheWhoTour.comでのメッセージボードですが、これもまだ慣れないですね。メーリングリストの常連がすべてこちらに引っ越して、オフィシャル運営ですので当たり前かもしれませんが、ツアー開始もあり、とにかく投稿数はさすがに多くすべてを見るのが大変です。トピック毎に投稿が分かれているのは後から見る分には便利ですが、最新分を見ようとすれば選択されたトピックの最初から探していくしかなく、時間がかかりすぎて、途中で投げ出してしまいます。今のところ私には以前の原始的なメーリングリストの方が投稿毎にメールとして届きましたので、わざわざサイトを訪れる必要もなく情報を得ることができ、面倒くさがりの私には便利でした。
過去2回のセットリストですが、当初シングルのミニオペラが全曲演奏されるかどうかに焦点を置いていましたので、実際はそれどころかWIRE&GLASSの未発表分4曲のうち、Unholy Trinity とTea & Theatreが演奏されています。当然演奏されると思っていたMike Post Themeは無く、その代わりに他の新曲、Man In A Purple DressとBlack Widows Eyesが演奏されています。他にFragmentsという曲が演奏されていますが、これはWIRE&GLASSの中にもFragments Of Fragmentsという曲があり、ベースは同じ曲だと思われますが、果たしてどちらのバージョンで演奏されたのか分かりません。曲名から言えば、ミニオペラのものではないということになりますが。NYへ行く直前になり、聞いたことも無い曲が5曲(フル配信された曲も含む。)もあるのは、あまりいい気分ではありません。関係ないことですがいつのまにかアルバム、ENDLESS WIREの曲数も当初の情報の17曲から19曲に増えていますね。また、このブログを書きながらオフィシャルで新しいジャケットを確認できましたが、第一印象としては、きれいなデザインだとは思いますが少しというか、かなりトミーのジャケットを彷彿させすぎでは?
ヨーロッパツアーは夏フェス中心でしたので、若いファンで初めてフーを見る人達の割合が多かったわけですが、今回の北米ツアーはアリーナ中心の高額チケットのツアーになります。NYで最高245ドル(Hot Seat Packageは450ドル)、LAでは500ドルというチケットもあります。他の都市では200ドル位が最高になりますが、私が買ったNYの245ドルのチケットも手数料を入れて、つい最近クレジットカード会社からの請求を見たら3万2千円でした。2回見ますのでコンサートだけで6万4千円の出費になります。フーのMSGだから、目をつぶって出しましたがこれまで自分がコンサートに払った最高額をはるかに上回る金額です。安いチケットはあるものの、さすがにこの金額では若いファンは足を運びにくいでしょう。したがって昔からファンが主体となるツアーでヨーロッパツアーとはかなり、雰囲気も異なるものになると思われます。最初から3万2千円であることが分かっていれば、注文していたかどうかも分からないくらいの金額です。2000年ツアーの時がNY・LA以外では最高150ドルだったと記憶していますので、6年の間に50ドル値上がりしたことになります。チケットの高騰はフーだけでなく他の別格のミュージシャンでも言えることですが、24年間新譜を発表していなかったバンドが、これだけの高額チケットを売ることができるのは、相応の裏付けがあるのでしょうが、日本公演があった場合、150ドル計算でも1万8千円位になると思うと、私は買いますがチケットの売れ行きが今から不安になります。
そういうわけでフーのライブを見る直前になっても、気分の高揚がまだありませんが、これも会場に行けさえすればすべて、吹っ飛んでしまうことなので、大して気にもしていません。しかしながらこれから旅支度をと思っていたところに、思わぬ問題が発生してしまいました。台風13号のことです。現在沖縄の近くですが、明日、明後日九州を縦断しそうで、現在の日程からいくと飛行機が欠航(東京まで行く便)する確立がかなり高い状況になっています。90パーセント以上の確立で難しいようです。そこで日程の変更ができるかどうか、すぐに決断しなければなりません。実はブログを書いている余裕も無いので、これで終わりにします。出発直前ブログも予定していましたが、たぶん無理ですので、次は帰国後又は断念報告になりそうです。
ザ・フー 2006 ツアー日程
北米ツアー日程
Date City State Country
12-Sep-06 Philadelphia PA
13-Sep-06 Wantagh NY US
15-Sep-06 Ottawa ON CA
16-Sep-06 Boston MA US
18-Sep-06 New York NY US
19-Sep-06 New York NY US
21-Sep-06 Holmdel NJ US
23-Sep-06 Baltimore MD US
25-Sep-06 Chicago IL US
26-Sep-06 Des Moines IA
29-Sep-06 Detroit MI US
30-Sep-06 London ON CA
3-Oct-06 Winnipeg MB CA
5-Oct-06 Calgary AB CA
6-Oct-06 Edmonton AB CA
8-Oct-06 Vancouver BC CA
10-Oct-06 Portland OR US
11-Oct-06 Seattle WA US
4-Nov-06 Los Angeles CA
5-Nov-06 Los Angeles CA
8-Nov-06 San Jose CA US
10-Nov-06 Las Vegas CA US
11-Nov-06 Palm Springs CA
13-Nov-06 Salt Lake City UT
14-Nov-06 Denver CO US
17-Nov-06 Dallas TX US
18-Nov-06 Houston TX US
20-Nov-06 Fort Lauderdale FL
22-Nov-06 Atlanta GA US
24-Nov-06 Atlantic City NJ
25-Nov-06 Philadelphia PA
27-Nov-06 Hershey PA US
1-Dec-06 Uncasville CT
4-Dec-06 Toronto ON CA
5-Dec-06 Grand Rapids MI
7-Dec-06 Omaha NE US
8-Dec-06 St.Paul MN US
11-Dec-06 Columbus OH US