THE WHO “Rock’s Outer Limits” ザ・フー

オフィシャルサイトで今回のチャリティコンサートの情報が掲載されました。当初のロイターのニュースに載ったザ・フーとしてのコンサートではなく、ピートとロジャーにキーボードを加えたユニットになるようです。”Pete and Roger's very first stripped down show”と表現されています。キーボードはラビットでなくJon Carinを予定しているそうです。確定しているわけではないようですが、これだとピートが90年代後半にJon Carinと組んでミニツアーを組んでいたユニットにロジャーが参加する形態になると考えられます。新しい試みなのでただ去年のライブを再現するだけのライブよりは、楽しみはあります。去年一部のツアーで演奏された二人のアコーステッィクバージョンによるNaked Eyeが演奏曲目におそらく入ってくるでしょう。このユニットでのライブが成功し、他でもライブが実現するようだと今年の活動も面白くなってくるでしょうが、まだ何も決まっていません。心配事といえば短期間でこのユニットでのコンサートを準備できるのかどうかということと、このユニットであの高額のチケットを購入する人がどれだけいるのかということでしょう。準備期間については、以前のTCTのチャリティでトミーを演奏すると言いながら、結局はトミーメドレーに終わったこともありました。あの時も果たして準備できるのかどうか疑問を個人的には持っていましたので。U2のボノも言ってましたが「ザ・フーといえばまずほとんどの人が想像するのがパワー」だそうですが、まだまだ強烈なライブを披露するし、まぁこの年齢でこれだけのライブができること自体が信じられないことです。日本でのライブが好評だったのは「年齢を抜きにして現役ロックバンドのライブとして評価された」のだと思っています。80年代後半から90年代にほとんどアコースティックギターばかり弾いていたギタリストが2000年近くになり突如、ギターを70年代以前のように弾き始めることが果たしてありえるのか、最近は難聴を理由としてというよりも、ただ単に弾きたくなかっただけではないかとも考えています。先日ピートも60歳になったばかりですが、日本でのライブのときは59歳だったわけですが、あのパワーコードは異常なくらいの迫力を感じました。
しかしながら今のライブのパワーを今後10年維持できることは年齢からしてもやはりピート、ロジャーといえども困難なので、こういったライブを行ったり、通常のライブに加えていくことはやはり必然といえるでしょう。
19 May 2005
Pete and Roger to play NY charity show
Pete and Roger are to play together in New York on June 13th. The show, a charity event organised by Samsung, will benefit the Four Season's Of Hope Charity and the Double O charity. It will be Pete and Roger's very first stripped down show and they will be backed by Jon Carin on electronica and keyboards.
The show will be held at The Gotham in Manhattan.
Individual seats for the event cost $1,500, while prices for tables range from $10,000 to $30,000 and can be purchased by calling Susan Knapp at 781-772-1021.
More news as it becomes available.
Matt