THE WHO “Rock’s Outer Limits” ザ・フー

ビートニク誌を立ち読みした。巻末に2004年のベストアルバムやライブのコーナーがあり、多くの人がザ・フーの横浜、大阪でのライブをベストにあげていた。この雑誌自体がフーのブートを頻繁に取り上げているので、元々興味を持っていた人達が多かったのでしょうが、感動した人のコメントには圧倒されたとか、存在感があったとか、物凄く共感できるものがある。あれほどのライブを今度来日することがあっても、見せてくれる可能性は薄いのではないかというほどのクォリティがあったと思っています。それでももう一度は来てもらいたい気持ちに変わりはありませんが。その来日を果たすためには、ニューアルバムの6月くらいまでの早い時期での完成とUSツアーの開始が必然になるわけですが、そのアルバムの進捗状況は一体どうなっているのでしょうね。ロジャーも映画の撮影やらロックキャンプへの参加しているみたいだし、ピートもニューヨークに一時期いたりとか、どうもQudropheniaがブロードウェイでミュージカル化されそうなので、その準備にかなりの時間、専念しているのではないかと思われます。サポートのピノは今のところ、長期の予定が埋まっていないものの、肝心のザックはオアシスのツアーに参加が発表されたとか、いないとか、最終的にスケジュールの都合がつかない場合、代わりにサイモン・フィリップスを迎えてのツアーもありうるのではないでしょうか。
オフィシャルサイトを見るとピート・タウンゼントは現在フーとしての活動に力をいれているとはっきり書いてあるので、これまでのように話だけで終わることはないと思いますが、当初の予定である春頃完成は現在、レコーディングに専念する環境でないため、やはり難しいのでないでしょうか。全米ツアーをするとインターバルも入れて3ヶ月くらいかけて前回、前々回とやっているので前後に他のイベントの発表やプロモーションを組み合わせてやるとなると、以前は今年の夏必ず再来すると書いたものの、冷静に考えるとかなり実現は難しいと思われます。(期待も含めて、もちろん年末とか来年は来日間違いありません。)とういうことで今の時期から、家族へは今年の夏はもし予定通り全米ツアーを行い、日程が調整できれば、フーを見にニューヨークに行かざるを得ないことを匂わせおく必要があると思い、話をしたところ特に反応はありませんでした。まだ半分冗談だと思われているようです。今後かなりの抵抗は予想されるものの、念願のMSGでのザ・フー体験を果たそうと密かに計画しています。相当な抵抗にあうことが予想されますが。
NYへは1999年に観光で一度だけ行ったことがあります。ハードロックカフェにピートのナンバー入りギブソンが飾ってあったの見て、感激したのを覚えています。客がよく触るのが何故かそのギターだけ透明なケースに入れてありました。NYへは西海岸と比べヨーロッパへ行くほど遠いし、ホテル代もやたら高いし、チケット代もフーで他の地区だと最高150ドル位なのに、NYとLAだけは最高240ドルくらいするので、2000年のツアーでは他地区のコンサートをあえて選び、屋内、屋外の2回、ライブを体験できてそれはそれで良かったのですが、MSGでのフーのライブは、そこはもうひとつの聖地というような、未だに惹かれるものがあります。