THE WHO "Rock's Outer Limits" ザ・フー

他のアクトについて印象は、
ラブサイケデリコ(会場入り間に合わず、1曲しか見ていないので判定不能
ジョシュ・トッド◎(音が異常に大きかったのに、ノイジーではなかった)
ミシッエルブランチ○(あのコーラスで参加していたガールフレンドは何者?)
稲葉浩志△(暑い中とはいえ、曲間のインターバル長すぎ)
ポール・ウェラー△(ボーカルとバンドの演奏のアンバランスが気になった)
ウルフルズ△(ネット上では評判はいいし、ライブに行ってもいいなと考えていた分、演奏力が期待していたほどありませんでした)
エアロスミス○(曲が好みと違ったが、ボーカルのニョロニョロとしたアクションは○)
エアロスミスに関しては、率直なところ上手なバンドではないと思っていたので、ここまで演奏力があるとは驚きました。現在最高のロックショーを見せてくれるバンドのひとつでしょう。フーと比べることは到底できませんが、それは他のほとんどのバンドが私にとって比べられないのであって、エアロスミスの責任ではありません。
横浜、大阪両会場ともフーTシャツを着ていた人を多く見かけうれしかったし、ファンはそれぞれアクションを真似したり、泣き叫んだりしてライブを楽しんでいたようです。横浜で私の数段上にいた人は喜びと飲みすぎのあまり、何度もライブ中、階段から転げて周りの客をビックリさせていましたが、ここまで来日を喜んでくれる人がいるとは思ってもみませんでした。フーグッズは両会場ともすぐに売り切れてしまい、何も買えなかったのは残念でしたが、その代わり最高の思い出を残してくれました。バンドもファンの暖かい声援と感触は感じたはずなので、再来日はアルバムでも本当に完成するのであれば可能性はあるでしょう。
デビュー以来、日本で人気どころか知名度もなかったバンドでしたが、これを機会に何かが変わるかについては、期待はしていますがよく分かりません。アルバムとかDVDのセールスは伸びると思いますが。「フーが日本で人気の無かったのは、来なかったのが原因」と長く言われてきましたが、今回来日してこれまで聞いたことがない人だけでなく、私ような海外に見に行ったファンまで衝撃を与えるようなライブを披露してくれたわけですので、その波紋が小さいもので終わったとしても悔いはありません。