THE WHO “Rock’s Outer Limits” ザ・フー

曲目毎の簡単なメモ書き程度の感想です。
(セットリストも全く同じなので横浜、大阪一緒にコメントします。)
I Can't Explain、Substitute
最初の2曲は、通常はwarm-up用の曲と思われるが、それにしても両公演とも”warm-up”では片付けられないほどのエネルギッシュな演奏を見せ付けてくれた。横浜ではロジャーの声が予想以上によく出ていたので、まず安心しました。ロジャーは全般にアクションがかなり、少なく、小さくなっているように感じた。年齢的なこともあるだろうがそれ以上に、アクションを抑えてまでも、発声に重点をこの年齢になり、置くようになっているのではと感じた。それに比べピート・タウンゼントのあの捨て身のプレイはどうなっているのでしょうね。これまでフーとしてのプレイに積極的でなかった人が、あそこまで渾身的な演奏をするとは、驚きです。この人は「ステージ上で、死んでもいいくらいの意気込みで演奏している」と言っても過言でないほどの気迫を感じたのは私だけではないでしょう。
ICEの最初にギターソロの部分、特に難しい箇所でもないのに「どうだ凄いだろう」みたいな感じで演奏するところ私的には気に入っているのですが、あの箇所で観衆が引いてしまうことも考えられましたが、完全に食いついていましたので、これは行けるのはないかと期待を膨らました。
Anyway Anyhow Anywhere
2000年tourから定番になっているこの曲は、相変わらず凄みがありました。以前よりもパワーアップしているようにも感じました。ピートのかきむしるようなギターがまずこの曲で初めて披露された。幾分斜めから短いストロークでバリバリとかきむしる独特の奏法による音色は未だに耳から離れません。

Baba O'Riley, Behind Blue Eyes
この2曲は、Babaの最後とBBEの後半部分の盛り上がりが決まるかどうかで、出来が分かれると自分で考えています。結果はこれまで聞いたことが無いくらいのレベルできっちり決めてくれました。とにかくタイトな演奏でした。


Real Good Looking Boy
新曲でこの曲を観衆の何割が果たして知っているのだろうと思いながら聞いたが、他のヒット曲と同じように好意的に受け入れられていたようでした。

Who Are You
私にとってのWAY、最高のプレイは、前にも書いたとおり2000年8月ダラスでの演奏です。それを上回ることは有りませんでしたが、両公演とも大迫力の演奏を繰り広げてくれました。私はこの曲ほど、フーのレパートリーの中で近年重要度をあげた曲は無いと思っているし、ライブ映えのする一曲だと思っていますが、この曲の演奏について言及しているコメントがネット上、ほとんどないのはちょっと残念です。

残りの曲は明日以降、コメントします。

5.15
Love Reign O'er Me

My Generation / Old Red Wine
Won't Get Fooled Again
Encore
Pinball Wizard
Amazing Journey / Sparks
See Me Feel Me
Listening To You