THE WHO "Rock's Outer Limits" ザ・フー

今日からダイアリーの不定期更新を恐る恐る始めます。
他のアクトは省略して、早速横浜でのThe Whoの演奏についてですが、いつものように何の演出も無くメンバーがステージに上がり、17時過ぎに始まりました。登場前の雰囲気は何十年もファンを待たせたこともあり、何か異様な雰囲気でしたね。今回のライブがかなり水準の高いものになることは、以前のダイアリーにも書いているように個人的にはかなり自信を持っていて、それが実証されたと思っています。それにしてもすごいテンションと存在感でした。
不安のひとつは屋外のこういう会場で、いつものサウンドが再現できるかということ。これも全く問題なかったですね。もちろんアリーナクラスの屋内でのライブでの音響とは比べ物になりませんが、フーの抱えているスタッフは、職人らしい素晴らしい仕事してくれたと思います。
もう一点は、フーのサウンドがファン以外にも果たして受けいれられるかということでした。この初来日のコンサートにフーが出した答えは
まず、フーのファンには現在考えられる最高のライブを見せてくれました。フーをあまり知らない若いロックファンの多くはいつのまにか引き込まれていく自分に何が起きたのかでさえ、最初は理解できなかったに違いありません。冷静になってその感動したパーフォマンスにショー的要素は何一つ無かったことにもっと驚いたことでしょう。もちろん特に興味を見せなかった客もたくさんいたことは知っています。音楽ですから好き嫌いがあり、ロック以外の音楽に興味のある人が存在するのは当たり前なので。そしてロックファンを自他共に認めるフーに懐疑的な又はそれほど期待していなかったファンには有無をいわせないほどのパーフォマンスを見せつけました。自分の価値観に疑いを持たれかねないので、批判的なコメントを発言することをためらわせるほどの。皆さんお気づきだと思いますが、ネット上でも批判的なコメントはほとんど見かけることはありません。匿名性の強いBBSでも同じ現象が起きているのは、信じられないことです。
つまりあれは歴史的コンサートだったと私は断言します。それに私たちは立ち会うことができたのです。。
これから何回かに分けてフーの横浜、大阪での公演について、不定期で例によって全くの私的コメントを掲載します。